皆の者、ごきげんよう。所長のDr.Qだ。
ここは、とある空港のロビー。
私とナオミは出張から帰ってきた所なのだ。
飛行機から降りたあたりから、ナオミの様子がおかしい。
内股で、たまに中腰気味になりながら、モジモジしながら歩いている。
おお、
(☆_☆)これはおしっこを我慢しているに違いない!!
機内で飲んだお茶が利いてきたのか!?思わぬ所でテンションMAXになる私!!
ナオミが顔を赤らめながら話しかけてきた。
「あのぅ…、所長…、あの…、ちょっとお手洗い行ってきていいですか…?」
もちろん行かせるわけがない。
「我慢したまえ。今から急いでラボに戻って、今回の出張の報告書をまとめなければならないのだ!」
「えぇ…。」
ナオミは顔をしかめる。
「ほら、荷物は持ってやるから急ぎたまえ。」
私はナオミの荷物を半ば強引に受け取った。
「うう…。」
ナオミは股間を押さえたまま動かなくなった。ふふふ、これはもう限界だな。
ナオミの足元にビチャビチャと音を立てながら、水たまりが広がっていく。
かなり我慢していたのかすごい量だ。
股間を押さえたままおもらししてしまったので、スカートもぐっちょぐちょだ。
うおおおおおおおおおお!!!
周りの人間の好奇の目。
羞恥心で一杯のナオミの顔。
たまらん。
私は歓喜に震えた。
しかし、トイレに行きたいと言い出してからおもらしするまでが早かったな。
これ、下手に芝居打たなくてもよかったんじゃないだろうか…?
トイレ行かせたとしても絶対間に合ってないぞ(笑)。
私は高笑いしながらナオミに声をかける。
「あっはっはっは!!いいものを見させてもらった!!今後の研究に活用させていただこう!!」
ナオミはべそをかいている。
「うぅ~…、ひどいですよ所長…。グスッ。」
「それでは…、逃げるぞ!!あっはっはっは!!」
「ちょ!!ちょっと待って!!(ToT)」
空港のロビーに大きな薄黄色の水たまりを残したまま私たちは逃げた。