こんばんは、風香です。

研究レポート19-01

 寒い日が続きますが、みなさん風邪など引かれてないでしょうか。先日、所長が風邪を引いて熱が出たらしく、一週間ほどしかぶったの活動がお休みになってしまいました。
 

「はぁ……、今日もたくさん怒られちゃった……」
 さて、いま私はおうちに帰っている途中です。いままで言う機会が無かったのですが、私の職業はOLです。普段からどんくさい私は上司に怒られてばかり。はぁ……、やになっちゃう。
 でも、こんな時はお外でおしっこ我慢して、おうちで盛大におもらしするのが、私のストレス解消法!
 実はすでにおしっこ我慢してます。
「明日と明後日はお休みだから……、この制服のまま……、びちゃびちゃにしちゃおっ。うふふ……」
 そんな妄想を頭で繰り広げていると、家路に向かう足取りも自然と軽くなり、嫌な事なんて忘れてしまいます。

 「じゅわっ」と暖かいものがパンツのクロッチに少しだけ広がりました。私はハッとして、急いでその出口を閉じます。少しだけ溢れてしまったそれは寒さのせいですぐに冷たくなってしまいました。危ない危ない。妄想に引っ張られて、本当にしちゃいそうになりました。

「……? あれ……?」
 私は自分の体に起こっている異変に気付きます。思った以上におしっこが体の中に溜まっています。
 ……。ヤバイです!! ちびってしまったのは、妄想のせいでは無く、本当にもれちゃいそうだったからのようです!!

 これだとおうちまで我慢できなあーい!! 計算が違う――――!!
 なんでなんでなんで――!!? 急に物凄い尿意が!?
 会社でコーヒー飲みすぎた? 今日はいつもより寒いから? ストッキングを穿くのを忘れていたから? どれもだ――!!
 さすがの私でもお外でのおもらしは恥ずかしすぎるよぉ!!

「あううっ!!」

研究レポート19-02

  強烈な尿意が私を襲います。お……、おしっこを我慢するのって気持ちいいッ……! 余談ですが、女の人が「潮」を吹きそうになった時に感じるものって、尿意に似ているのです。なので、「潮」を吹きそうになったときに「おもらししてしまう」と勘違いして我慢してしまう人も多いとか。えっと、何を言いたいかというと……、だから私がおしっこを我慢するのを快感に感じるのも変じゃないはず! と言う事です!

「う……、はぁん……」
 私は思わず声を出してしまいました。

 寒さと会社で飲み過ぎたコーヒーのせいでおしっこは容赦なく溜まり続けています。おしっこの出口がヒクヒクいって、容赦なくおしっこを出そうとしています。私は内股になり、体をくの字に曲げ、コートの上から人差し指と中指でおしっこの出口を押さえそれに耐えます。
 おしっこを我慢するの……、気持ちいい……、けど、ここでおもらししちゃう訳には……。
 外気温とは裏腹に、体が物凄く火照ってきました。顔はその火照りで真っ赤になり、背中にはうっすら汗をかいてきました。

「うぅ……。おもらしするならおうちで! 少しちびってもいいから、走ろう!」
 私は変な決意を抱き走り出しました。カッ、カッ、カッとヒールの音が住宅街に鳴り響きます。どんくさい私は、もちろん運動も苦手で、すっごい女の子走りでおうちを目指します。胸が走る度に上に下に右に左に大きく揺れ、私の走りを邪魔します。学生時代の体育の時、男子に好奇の目で見られて、それ以来この大きな胸はコンプレックスでした。

「はぁっ、はぁ……。あっ……、でも間に合いそう!」
 私の住んでいるアパートが見えてきました。そんな少しの気の緩みが、足下の注意を散漫にさせ、最悪な展開に私を誘います。
 私は、道路の少しの段差につまずき、前へ派手に転んでしまいました。

研究レポート19-03

 そのはずみで、コートや制服がめくれ上がり、下着が丸出しになってしまいましたが、それを直す余裕は私には残されていませんでした。
 

 ――決壊。
 
 膀胱の容量の限界を超えていたおしっこは、転んだ衝撃により必死に抵抗する括約筋をいとも簡単に通り抜け、勢いよく外界へ吹き出します。体内から吹き出した熱い熱いおしっこは、大きな流れとなって下着、制服、コートを次々と濡らしていき、やがてアスファルトに大きな水たまりとなっていきます。水たまりとなったおしっこは、アスファルトに熱を奪われ一瞬で冷たくなってしまいました。私は起き上がりもせず、ただただ「限界まで我慢していたものを排出する」という快感に身を任せるのでした。

研究レポート19-04

  そのため、体の前面がビショビショに濡れてしまうという普段ではありえないおもらしを体験してしまいました。

「こんな所で……おもらし……しちゃった……。はあああ~~~ん……。きもちいい~~~ん! あ……、ダメ! こんな所で【エロモード】発動しちゃ、らメエええええええぇぇ!!! あっ、あっ、あああ~~~~~~ん!」
 限界まで我慢したおしっこをもらしてしまうという事に快感を感じる私は、おしっこを出し切ったところでオーガズムに達し、そのオーガズムがスイッチとなって、エッチで陽気な性格の【エロモード】へと私を切り替えてしまいます。【エロモード】中の記憶はほとんど無く、この時自分が何をしていたのか覚えていないのが恐ろしいところです。なので、ここからは【エロモード】の私です。
◆◆◆
 あは~んッ。うつ伏せのままおもらししちゃったあ~。お外でおもらしして、さらにイッちゃうあたしってば、へ・ん・た・いッ!
 あたしはうつ伏せの状態から体を起こし、自分のお洋服を眺めたの。そしたらぁ、胸のあたりまで濡れてて、パンツももちろん濡れててスケスケだったの~!

研究レポート19-05

 キャー、あたしってばエロい~!! さっき飲んだコーヒーの香りが混じったおしっこの匂いがするよぉっ。ううッ、おしっこが冷めて寒いい~~~ん!
 

「だ、大丈夫ですか?」
 転んでなかなか立ち上がらないあたしを心配したのか、若い男の人があたしに声をかけてきたの。キャッ、イケメン! どうやら、暗くてあたしがおもらししちゃった事には気付いてないみたい。
「うふ~んッ。大丈夫よ~ん」
「え……? 水たまりの上で転んだんですか? ビショビショじゃないですか」
 近くであたしを見たイケメン君は、ようやくその状況に気付いたみたい。
「ち・が・うの! これは水たまりじゃなくてあたしの、お・し・っ・こ!」
「え……?」
 それを聞いたイケメン君はギョっとした顔になったの! 女の子のおもらしを見ても欲情しないなんて、淡泊な男ね~。そうだ! お姉さんがおもらしの良さを君に見せてあ・げ・る!
「あはっ、寒くてまたおしっこしたくなっちゃったあ」
 あたしはそう言うと、イケメン君の目の前で、濡れてスケスケになったパンツを見せつけながらまたおしっこを出したの! やだぁ! 恥ずかしい~~~~ッ! けど、見られながらのおもらしも気持ちいい~~~ん!

研究レポート19-06
 

「ねぇねぇ、風香のおもらし見てぇ~~~!!」
「ひっ……、へ……変態! 痴女だーーーー!!」
 そんなあたしを見たイケメン君は一目散に逃げちゃったの……。あ~ん、残念。所長なら喜んでくれるのにな~。
 ん……。所長の事を思い出したら、所長をおかずにオナニーしたくなってきちゃった……。あっ、ダメよ。こんな所で……。通報されちゃう。で……でも我慢できなあーい!!
◆◆◆

「くしゅん!」
 私は、大きなくしゃみをして目が覚めます。
「……? わ……私、何を……? さ……寒い……」
 そうだ、おもらししちゃって【エロモード】が発動しちゃったんだ。あーん、【エロモード】の私、変な事してなきゃいいんだけど……。そんな事を考えながら、視線を股間に移すと、パンツの中に手を突っ込んで、なんとクリトリスをいじっているじゃありませんか!
「☆▲〒&&◎@§※◆●‡#!!」
 自分の状況にびっくりした私は、そそくさとアパートに帰り、「決壊」の後始末と一人エッチの続きをするのでした。
「くしゅん!」
 その後、おもらしで体が冷え切ってしまった私は、ばっちり風邪を引いてしまい、せっかくの休日を寝て過ごす事になってしまうのでした。